共働きで頑張っているのになかなかお金が貯まらないということはありませんか?
本記事ではそんな共働き夫婦のお金の悩みについて解決していきたいと思います。
この記事は、
- 共働き夫婦が貯金をするためのコツ
- 共働き夫婦が貯金をどんどん増やす方法
について紹介しています。
夫婦の平均貯金額について
金融広報中央委員会「知るぽると」によると、2人以上世帯の金融資産保有額の平均値は、
- 20代→165万円
- 30代→529万円
- 40代→694万円
- 50代→1,194万円
- 60代→1,635万円
という結果になりました。
ただこの「平均値」というものには、とんでもなく貯金している方のデータも含まれているため、みなさんの実感よりも高い傾向にあります。
そこでより、実感に近い値が「中央値」になります。
金融資産保有額の中央値は、
- 20代→71万円
- 30代→240万円
- 40代→365万円
- 50代→600万円
- 60代→650万円
という結果でした。
こちらの方が実感に近そうですね。
少なくとも上記の平均値よりも多く貯金ができているのであれば「蓄財優等生」と言っても良いでしょう。
中央値よりも低いという方は少し危機感を持った方が良いかもしれません。
ですが安心してください。
次の貯金のコツさえ押さえて行動すれば平均値以上のお金を貯めることも不可能ではありません。
共働き夫婦が貯金を増やすコツ
では実際に共働き夫婦が貯金を増やすためのコツについて紹介します。
ポイントは以下の3つになります。
- 共有できる支出を確認
- 固定費を見直す
- どちらかの稼ぎを全額投資に回す
共有できる支出を確認
共有できる支出とは、お互い一人暮らしのときに必要であった支出の中でまとめることができる支出のことです。
- 家賃
- 光熱費
- 通信費
- 食費
などがこれにあたり、二人暮らしになったからと言って倍の金額になるというわけではありませんよね?
また、どちらかが扶養に入ることによって、社会保険料や税金が安く抑えられる場合もあります。
まずはこれらの支出を見直し、最小限に抑えられているかを確認しましょう。
固定費を見直す
固定費とは毎月一定額ずつ必ず引かれる支出のことを言います。
例えば、
- スマホ代
- 電気代
- 保険料
- サブスクリプション(毎月定額サービス)
などがあります。
スマホを格安SIMに変える、不要な保険を解約するなどこれら固定費を見直すことで、月々の支出を減らすだけでなく、年間でもかなり大きな節約になります。
詳しくはこちらの記事で説明しています。
お金持ちになりたければ固定費に気をつけなければならない3つの理由
どちらかの稼ぎを全額投資に回す
お金を貯めるコツの一つに「毎月貯金する金額をあらかじめ取り分けておく」というものがあります。
つまり貯金するお金は初めからなかったものとして扱い、ある分のお金で生活をするということです。
この方法は古代バビロンの大金持ちであるアルカドも推奨する方法でかなり有名です。
ただ、毎月いくらと決めるのが難しい方もいらっしゃると思いますので、少し極端な方法を紹介します。
それが「どちらかの稼ぎを全額投資に回す」ことです。
過去の記事で、効率よく資産を増やすためにはインデックス投資のような優良ファンドへの長期投資が望ましいという話をしました。
共働きのメリットはどちらかの稼ぎで十分生活できるところにあります。
したがって残りの片方の稼ぎを全額投資に回すことで、加速度的に資産を増やすことができるということです。
少し例を見てみましょう。
毎月20万円を年利5%で20年運用した場合
毎月20万円を投資に回さず、貯金し続けると20年で4800万円貯金することになります。
これに対し、年利5%で20年運用すると総額は約8200万円になります。
その差はなんと3400万円です。家が一つ建てられますね。
他の年利や毎月の積立額を変更した場合のシミュレーションはこちらのサイトでできますので、リンクを貼っておきます。
一度試してみると良いです。
まとめ
本記事のおさらいです。
- 2人以上の世帯での貯金額は30代平均が240万くらい
- 共有の支出や固定費を最小限に抑えることでお金は溜まりやすくなる
- 共働き夫婦で貯金を増やすには片方の稼ぎを全額投資に回し、片方の稼ぎだけで生活するのが良い
以上「共働き夫婦が貯金を増やすコツについて」でした。
このブログを読んで少しでもお金に関する知識に興味を持ってくれたり、実際に行動を起こしてくれる方が増えたら嬉しいです。
では今回はこの辺で、閲覧ありがとうございました。