投資をする以上は短期間で成果を出したいと考えるのは当然のことですよね。
ですが、成果ばかりを追いかけると思わぬ落とし穴にハマってしまうことも…
そこで今回は投資で陥りやすい罠の一つである「投機性の高い投資」について紹介したいと思います。
今回は編「投機性が高くなりがちな投資」について紹介していきます。
この記事は、
- 投機性の高い投資について知りたい方
- 信用取引やレバレッジについて知りたい方
におすすめしたい内容となっております。
投機性が高くなりがちな投資
結論から言います。
投機性が高くなりがちな投資は以下の通りです。
- 株の信用取引
- FXのレバレッジ取引
信用取引とは
信用取引とは、現金や株式を担保として証券会社に預けて、証券会社からお金を借りて株式を買ったり、株券を借りてそれを売ったりする取引のことです。
預けた担保の評価額の約3倍まで株式の取引ができます。
つまり、通常の運用方法よりも利益が出やすく、また損失も大きくなりやすい取引です。
信用取引の仕組み
もう少し詳しく仕組みを見てみましょう。
100万円を担保に300万円の信用取引を行なったとします。
5%値上がりした場合、本来は5万円利益のところ、信用取引により15万円の利益となります。
逆に5%値下がりした場合は15万円の損失になってしまいます。
万が一損失が出た場合は担保から損失分がマイナスされることになります。
担保がなくなれば、信用取引をすることができなくなるということです。
つまり100万円分の損失が出る時点で取引ができなくなります。
※実際にはもう少し手前で取引ができなくなります。
また、信用取引では売買手数料のほかに、金利・貸株料など信用取引だけのコストがかかります。
レバレッジとは
レバレッジも信用取引と同じように、F担保となる手元の資金(取引保証金)に「レバレッジ」をかけて、何倍もの金額の外貨を取引ができる仕組みです。
FXで用いられますが、株の信用取引と異なるところは10倍以上の額で取引ができるということです。
普通なら、10万円の資金(取引保証金) であれば10万円分の取引しかできないはずですが、10倍のレバレッジを使うと、取引できる金額が10万円の10倍、つまり100万円となります。
レバレッジの仕組み
レバレッジ自体も信用取引と同様の仕組みです。
担保があるおかげで取引ができるようになっています。
そして、担保額以下の損失になる前に「ロスカット」と呼ばれる仕組みが働くことで成立しています。
ロスカットとは
ロスカットとは、レバレッジ取引をしている中で、損失が担保以下になる前に強制取引をしてしまうというものです。
この仕組みがあるおかげで、お金を貸す側は担保を預かるだけでレバレッジ取引を行うことができるのです。
例えば100万円で1000万円分運用をしていて。
損失が100万円になった時点で強制的に売却をします。
するとその100万円の損失は担保の100万円からあてられるため、貸した側はダメージが残らないのです。
まとめ
では本時のまとめです。
- 投機性の高くなりがちな投資は信用取引やレバレッジのかかった取引
- 上級者向けの投資なので、素人は手を出さないのが無難
以上、「投機性が高くなりがちな投資」についてでした。