所得税は、まず所得を10種類に区分して、その区分ごとの所得金額を計算し、その合計所得金額から所得控除額を差し引いた残額に、税率を乗じて求めます。
所得とは
所得とは、
「収入から経費、控除などを差し引いた金額」
のことを言います。
ざっくり言えば「どれだけ利益が出たか」ですね。
所得には種類があり、それが以下の10個になります。
- 利子所得
- 配当所得
- 不動産所得
- 事業所得
- 給与所得
- 退職所得
- 山林所得
- 譲渡所得
- 一時所得
- 雑所得
納税方法
原則として、1月1日から12月31日までの1年間に所得があった人は、その翌年の2月16日から3月15日の間に確定申告をし、所得税がある場合には納付しなければなりません。
ただし、サラリーマンの場合は、「源泉徴収制度」というものにより会社によって「年末調整」が行なわれるため、確定申告の必要はありません。
税率
所得税の税率は5%から45%までの7段階の累進税率となっており、所得が多くなるほど、税率が高くなる仕組みになっています。
つまり、稼げば稼ぐほど支払う税金も増えるというわけですね。
税率については以下の通りです。
課税される所得金額 | 税 率 | 控 除 額 | ||
---|---|---|---|---|
| 5% | ― | ||
| 10% | 97,500円 | ||
| 20% | 427,500円 | ||
| 23% | 636,000円 | ||
| 33% | 1,536,000円 | ||
| 40% | 2,796,000円 | ||
| 45% | 4,796,000円 |
なお、勘違いとして多いのが、195万円を超えたらその所得全てに10%がかかるという考えですが、195万円までの所得には5%の課税、それを超えた分にだけ10%の税金が課せられる仕組みですので、「196万円より194万円の方がお得」なんてことはないので覚えておきましょう。
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