車を所有している方にとって大きなコストとなっているのが「車に関する税金」ですよね。
車自体は安く入手できたのに税金が毎年かなりかかる、なんて方も少なくないのではないでしょうか?
特に、自動車重量税や自動車税といった税金に関して言えば、どれくらいかかるのか把握していないことも多く、いざ納税のタイミングで「え!?こんなにかかるの?」と驚愕されている方も多いかと思います。
そこで今回はそんな方々のために、知っていれば安心できる自動車重量税のことや、自動車税との違いについてご紹介していきたいと思います。
こんにちは!めしーだです!!
今回は税金編「自動車重量税」についてです。
この記事を読むことで、
- 自動車重量税とは何か
- 自動車税との違い
について知ることができます。
※先に読んでおくとオススメ!
「そもそも税金って何であるの?」という方にはこちら
自動車重量税とは
自動車重量税とは、その名の通り「自動車の重さに応じて課される税金」です。
一般的に新車購入時もしくは車検時に一緒に支払いをしていることが多いため、その存在について認知されていないこともあったりする税金なんです。
自動車税との違い
似たような税金に「自動車税」というものがありますが、こちらは「毎年4月1日時点での自動車の車検証上の所有者に対して課される税金」です。
自動車税は、用途や総排気量により税額が決まります。
- 自動車税=車を所有していることへの税金
- 自動車重量税=車が公道を走る許可を得るための税金
といったところでしょうか。
車検(自動車検査登録制度)についておさらいしましょう。車検は自動車が保安基準に適合しているか否かを検査するもので、自家用乗用車、軽自動車ともに、新車登録から3年後に初回の車検が行われ、その後は2年ごとに行わなければなりません。
自動車重量税は1年ごとにかかるものですが、新規登録あるいは車検時に、車検証の有効期間にあわせてまとめて支払います。
自動車重量税の仕組み
続いて自動車重量税の仕組みについてみていきましょう。
課税対象
自動車重量税は、自動車の重さに対して税金が課されます。
公道を走るために検査をする車全てが課税の対象と言えるでしょう。
納税時期
前述した通り、自動車重量税は新車購入時、もしくは車検時にその期間分まとめて支払うことになります。
基本的には新車は3年、車検は2年です。
納税方法
納税については、車検時もしくは新車購入時の請求にまとめて含まれていることがほとんどのため、意識して支払いをしにいく必要はありません。
エコカーの場合は大幅減税!
自動車重量税には、環境性能に優れた「エコカー」に限りますが優遇措置があります。
2021年4月30日までに新車登録を行った場合は、燃費基準の達成度合により「25%減税」「50%減税」「100%減税(免税)」の3段階が設定されています。
なお、新車購入時に免税を受けた車両については、初回車検時も免税となります。
自動車重量税の計算方法
では実際に自動車重量税を計算してみましょう。
これが理解できれば、車検時の明細を見て「何でこんなに高いの?」となることを防ぐことができます。
税率
自家用乗用車は車両の重さ0.5トンごとに税額が変わります。
- 〜12年 4100円/年
- 13年〜 5700円/年
- 18年〜 6300円/年
こんな感じです。
なお、軽自動車は車両の重さにかかわらず税額は定額です。
また、新車の場合、新規登録から13年以上経過すると税額が上がり、18年以上経過するとさらに税額が上がります。
算出方法
例えば、1.3トンの自家用自動車を新車で購入した場合、
4100円×3×3年分=36900円
を購入時にまとめて納税することになります。
払い過ぎに注意!
注意しておきたいのが、自動車重量税は数年分を前払いする税金であるため、車検期間の途中で廃車にした場合に申請しないと、払い過ぎになってしまうことです。
抹消手続きをしておくことで、車検の残り期間に相当する税金が戻ってくるので覚えておきましょう。
なお還付には、自動車リサイクル法に基づいて適正に解体されたものでなければならないなどの条件があります。
しっかり申請手続をしないと還付されませんので、買取業者や販売店に頼んで確実に行った方が良いかと思います。
まとめ
では本時のまとめです。
- 自動車重量税とは自動車の重さにかかる税金である
- 自動車税は所有していることへの税金であり排気量などで税額が決まる
- エコカーは減税措置がある
- 払い過ぎてしまうことがあるので、廃車時などはしっかり申請しよう
以上、「自動車重量税」についてでした。
このブログを読んで少しでもお金に関する知識に興味を持ってくれたり、実際に行動を起こしてくれる方が増えたら嬉しいです。
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では今回はこの辺で失礼します。
閲覧ありがとうございました。