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必要な保険とそうではない保険について|保険の仕組みも解説

  • 2020年1月30日
  • 2020年7月6日
  • 保険
  • 34view

みなさんは「保険」入ってますか?

「入っていない」と思っているそこの方、今一度考えてみて下さい。

自動車はお持ちではないですか?賃貸もしくは自分の持ち家に住まわれていないですか?

もしこれらに該当するのであれば保険に入っているはずです。

保険に「入っている」とお答えの方にさらに質問です。

あなたが入っているその「保険」、一体何を保障してくれるものだかご理解されていますか?

「わからないで保険に入っている」という方は少しよろしくないですね。

そこで今回は、「保険とは一体何なのか」、また、「本当に必要な保険とそうではない保険」について詳しく紹介していきたいと思います。

 

 
めしーだ

こんにちは!めしーだです!

今日は保険編、「必要な保険とそうではない保険」について解説します。

 

この記事を読むことで、

  • 保険の仕組みと必要性
  • 本当に必要な保険
  • 必要のない保険

について知ることができます。

 

民間保険は必要ない!?

結論から言いますと、ほとんどの民間保険は不要です。

ちょっと極端すぎる意見かもしれませんが、しっかりとした理由も説明しますので、もう少しお付き合い下さい。

 

突然こういう話をすると、

万一のことがあったら責任とれるのか!」とか

家族にお金を残そうとして何が悪い!」とか

お金が増えるんだからいいじゃないか」と思われた方も少なくないはずです。

 

ではなぜ民間保険はほとんどが不要なのか、そして本当に必要と思われる保険について、まずは保険の本質から解説していきたいと思います。

そもそも保険とは

ではまず、そもそも「保険」というものが何なのか確認していきましょう。

保険とは、「将来起こるかもしれない危険に対し、予測される事故発生の確率に見合った一定の保険料を加入者が公平に分担し、万一の事故に対して備える相互扶助の精神から生まれた助け合い制度」です。

ざっくり言うと、「確率は低いけど起こってしまった時に大量にお金がかかる出来事に対して、みんなであらかじめ保険料を払っておくことで備え、もし起こってしまったらそこから補填しよう」という仕組みです。

古くからある制度で、私たちを取りまくさまざまな事故や災害から、生命や財産を守る為のもっとも合理的な防衛策のひとつであると言えます。

1万円札で有名な福沢諭吉さんも保険について、

一人の災難を大勢が分かち、わずかの金を捨てて大難を逃れる制度

と称していました。

そうです、保険制度自体はとても素晴らしい考えなのです。

 

自動車事故の例

たとえば自動車事故を起こしてしまった時に、相手の方に重度の障害を残すことになってしまったとします。

相手方に対し治療費や慰謝料がかかった。

  ↓

色々加味した結果、諸々含め総額2億円必要と言われた。
(障害が残る場合、死亡させた場合よりもお金がかかるケースもあります)

  ↓

自賠責保険だけでは賄いきれない。
(せいぜい数千万円がいいところ)

  ↓

任意保険に入っていたおかげで、その分のお金を保険会社が負担してくれた。

   ↓

経済的破産を免れる

上記のような場合において、「保険」という仕組みは大活躍するわけです。

本当に必要な保険とは?

保険の仕組み自体が素晴らしいのだから、何でも保険に入っていれば安心じゃないか!

と思った方もいるでしょう。

しかし、ここでもう一度確認しておくべきことがあります。

それは「保険の定義」についてです。

保険とは、「確率は低いが起こってしまった時に大量にお金がかかる出来事に対して、あらかじめ保険料を払っておくことで起きたときに保険金としてお金を受け取ることができる仕組み」です。

ここで重要なのが、確率は低いが起こってしまった時に大量にお金がかかる出来事に対してのみ必要だということです。

そのような出来事って何があると思いますか?みなさん少し思い浮かべてみて下さい。

私が思いつく範囲ですが、

  • 自動車事故で相手に多大な損失をあたえてしまったとき
  • 火災で家が燃えてしまったとき
  • 水害や風害、震災などで家が損壊してしまった時
  • 養うべき子供がいるのに自分が死亡してしまったとき

これくらいの状況にならなければ、大量のお金って必要ないですよね。

怪我や病気の場合っていくらかかるの?

こんなことを言うと、

けがや病気で働けなくなったらどうするんだ」とか

がんになってしまったらどうするの」とか

いう人が出てくると思います。

ですが、その方々に逆にお尋ねします。

それらの出来事が起こった時に、いったいいくらお金が必要になるのか計算したことはありますか?

そうすると、答えは意外と調べていない・知らないという方が多かったりします。

知らない=悪ではない

実際のところ、知らないから悪い、というわけでもないのです。

なぜなら、みなさんが認識しているもしものことがあったときについての知識の多くは、保険を売る側から与えられたものだからです。

あなたが保険を売る側であったとき、あなたがお客さんに対して話す情報は次の内どちらですか?

  1. 今や2人に1人ががんになる時代です。
  2. 40歳まではほとんどがんになることはないですが60歳を超えると10人に1人が、80歳を超えたら2人に1人はがんになるという統計データがあります。

間違いなく1ではないでしょうか。

どちらも間違いではないのです。

ですが与えられる情報の一部が抜け落ちているために誤解を招いてしまうんですね。

このグレーゾーンを我々が誤解するように保険のセールストークはできているというわけです。

本当にしっかり学校で教えて欲しかったなと私は思います。

高額療養費制度

がんや難病にかかってしまった時、実際にかかったお金はいくらかについてみていきましょう。

日本には高額療養費制度というものがあることを皆さんご存知でしょうか。

これは月にかかる治療費や薬代が一定の額を超えた場合、国が一部支給してくれるという制度です。

この制度のおかげで、たとえ皆さんが月に治療で100万円かかったとしても実際に皆さんが負担するのは、10万程度で済みます。

実際にこの制度を使われた方がブログやSNSで情報を発信されていますので興味のある方は検索してみて下さい。

つまりここで言いたいのは、がんや病気になったとしてもそこまで高額なお金は必要にはならないということなんです。

だから「がんや病気=大量のお金が必要」という認識自体が間違いであるということなのです。

本当に必要な保険

ではここで本当に必要だと思われる保険について何点かご紹介したいと思います。

自動車保険

自動車保険(任意保険と呼ばれるもの)は、車をよく運転される方は入ることをおすすめします。

相手を死亡させてしまったり、後遺症を残してしまったりした時に大きなお金が必要になるためです。

ただし、車両保険については不要です。

理由はそこまで高額ではないこと、そもそも自動車保険は車を買い替えるためにはいっている保険ではないことが挙げられます。

火災保険

賃貸・一戸建てに関わらず、ご自身で住居に住んでいる方であれば、入ることをおすすめします。というより入らないと契約できないですね。

理由は火災等で家が燃えてしまった時に多額のお金が必要になるためです。

ただし、管理会社が最初に勧めてきたものは割高であることが多いので、入居後解約して自分で新たに入りなおすことをおすすめします。

関連記事:火災保険って何?必要か不必要かについても解説!

生命保険

こちらは結婚して子供がいる場合のみに限ります。

理由は養育費等がかかってくるため。

それ以外の方にお金を残したいというのであればあらかじめ資産を買い続けておくことをおすすめします。

保険にまつわるQ&A

この記事を読まれている方の中にあるであろう質問について少し考えてみました。予想される質問についてここでお答えしておきたいと思いますので参考にしてみて下さい。

Q.積立保険はお金が増えるから良いのでは?

→A.積立タイプの保険は、「掛け捨ての生命保険+割高な手数料の投資商品」という組み合わせの商品です。

そもそもお金を増やしたいなら投資をするべきであり、保険は保険です。
しっかり分けて考えていきましょう。

買ってしまった時点で損ですので、マイナスになったとしても解約することをおすすめします。

Q.損しないタイミングで解約した方が良いのでは?

→A.「来月で元本回収できる」という場合を除いて(私はそれでも解約した方が良いとは思いますが)、多少損してでも今解約して戻ってきたお金を投資に回した方が圧倒的に良いと思います。

Q.先進医療制度を受けられるといわれたんですが…

→A.あくまで「先進医療を受けたときの治療費」が支払われるだけです。

つまり、確実に先進医療を受けられる保証をしてくれる訳でもなく、受けたから必ず治るというわけでもないのでご注意を!

Q.学資保険は必要なのでは?

→A.子供の教育費を用意したいのであれば、株と債券と貯金の割合など資産の配分方法を変えながら投資で運用した方がはるかに多く増やし、残すことができます。

Q.終身保険はほったらかしにしておけば年金代わりになりますよね?

→A.ほったらかしにしている間に保険会社が潰れたら年金も何も受け取れないリスクがあることを理解してください。

ほったらかしておける精神があるのであれば、積み立てNISAやiDeCoをおすすめします。

 Q.○○生命の○○さんはとてもいい人だから…

→A.保険を売る方にも生活があります。「良い人」になれば買ってもらえるなら喜んで「良い人」になるでしょう。

また売る側がお金に関する知識をあまり理解していないがゆえに本当に良いものだと思って売っている可能性もあります。

余談ではありますが、商品を売るのが仕事である以上売る側に利益が出ないと商売は成立しません。
テレビでガンガンCMを流すことができて、都心部であれだけ大きなビルに本社を構えることができている…ということは…お察しですね。

 Q.都道府県民共済ってどうなの?

→A.基本的には民間保険と同様です。ただ、もしもに備えてのお金を貯めるまでの間のつなぎとしてならば、優秀ですので有りかもしれません。

関連記事:コスパ最強!?県民共済はお得な保険なのか?

 

他にもたくさんご意見ご質問あると思いますのでコメントいただけましたらお答えできる範囲で回答していきたいと思います。

まとめ

では本時のまとめです。

  • 民間保険はほとんど必要ない
  • 保険とは確率は低いが起こった時に大量のお金が必要になる出来事に備えるためのもの
  • がんや病気は実際の所それほどお金はかからない
  • 本当に必要な保険はごくわずか

以上、「必要な保険とそうではない保険」についてでした。

このブログを読んで少しでもお金に関する知識に興味を持ってくれたり、
行動をおこす方が増えたら嬉しいです。

では今回はこの辺で、
閲覧ありがとうございました。

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