近年、スポーツのジュニア世代の育成において注目されている能力、それが「言語化能力」です。
そしてこれまでもそうであったようにこの言語化能力が高い人は仕事でも成功がしやすく、そうでない場合は苦労することが比較的多いような気がします。
皆さんは「言語化能力」しっかり持っていますか?
持っているかわからない方も大丈夫です。
なぜならこの言語化能力は鍛錬することで向上が見込めるからです。
そこで今回は、言語化能力を鍛える唯一の方法について紹介したいと思います。
今回はマインド編「言語化能力を鍛える唯一の方法」についてです。
この記事を読むことで、
- これからの社会における言語化能力の重要性
- 言語化能力を鍛えるための方法
についてわかります。
言語化能力とは
言語化能力とは、ずばり「自分や他人の行動を誰にでもわかるように説明することができる能力」です。
わかりやすい例としては、サッカーの得点シーンを切り取った時に、
- なぜそこに居たのか
- どうやってそのポジションまで移動したのか
- いつそこに移動しようと思ったのか
- なぜドリブル・パス・シュートを選択したのか
- なぜそのフェイントを選んだのか
- なぜそのシュートコースを選んだのか
- 周囲の味方選手は何をしていたか
- 相手DFはどんな状況であったか
このような多くの情報を、チームメイトにわかりやすく説明することができる。
といった感じですかね。
言語化の理論
そもそもなぜ言語化という言葉が存在するのかというと、人が何か特別な技術や技能を身につける際には、
- わからないし、できない
- わからないけど、できる
- わかるけど、できない
- わかるし、できる
この4段階のステップが生じると仮定されています。
1番が全くできていない(習得できていない)状態をあらわし、4番は無意識化でもできるほどに習得された状態(完璧にマスターした状態)をあらわします。
この段階からもわかるように、3番と4番は「わかる」が条件に含まれます。
つまり、理解せずにできていることよりも、しっかり理論で考えることができる方が、習熟度的には高い位置に存在するということなのです。
もうわかりましたかね?この「わかる」が「言語化できる」ということなのです。
言語化能力の重要性
続いて言語化能力の必要性について紹介したいと思います。
先ほどはスポーツを例に挙げましたが、スポーツの世界ではプレーの言語化というのはより高レベルのプレーを求めれば求めるほど必要になってきます。
トッププロと呼ばれる方々は皆この能力に長けている方が多いのです。
ではスポーツ以外でこの言語化が必要な場面は存在しないのでしょうか?
必要になる場面
私の経験上で考えただけでも必要となる場面は3つあります。それは、
- 勉強をする時
- 相手に自分の感情を伝える時
- 仕事の優先順位をつける時
です。
勉強をする時
勉強をする時、つまり何かを覚える時には、その知識を理解しているかどうかによって記憶の定着率が変わってきます。
したがって、知識を言語化できるようにまで噛み砕いて解釈することで記憶の定着率を上げることができるのです。
相手に自分の感情を伝える時
誰かに自分の気持ちを伝える時、つまりコミュニケーション時には、なぜ自分がそのように考えたのか正確に伝えた方が、相手にその意図が伝わりやすい傾向にあります。
自分の考えの言語化ができる=伝える力があるということですね。
仕事をする上でもプレゼンテーション能力の高い人は重宝されるでしょう。
仕事の優先順位をつける時
これは社会人になるとすごく重要であるとわかることですが、仕事ができる=優先順位をつけることができるといっても過言ではないです。
しかしこれがなかなかうまくいかないことも多いのも現実です。
優先順位をつける=その仕事の重要性について言語化できるということなので、言語化能力=仕事ができる能力といっても良いでしょう。
言語化能力を鍛える唯一の方法
では言語化能力を鍛える、習得するためには一体何をすれば良いのでしょうか?
その答えはただ一つです。
それは「常にアウトプットすること」です。
常にアウトプットをすることとは
具体的には、
- 何かを覚えた→メモに残すor誰かに教える
- 何か思った→メモに残すor誰かに伝える
- 何かについて考えた→メモに残すor誰かに伝える…
といったように、常にインプットが会った後には必ずアウトプットするようにします。
アウトプットの方法は、
- メモをする
- ボイスメモに残す
- 誰かに教える(伝える)
といった方法を取ると良いでしょう。
ポイント
メモをする際には「知識+その時の感想や考え」を一緒に記入するようにしましょう。
メモは紙にする必要は全くなく、スマホのメールでも構いません。
また、声に出して残すことはとても効果的です。
一番良いのは誰かに教えることですが、それが難しければ自分相手に教えるつもりでボイスメモに残すことも有効です。
いかがでしょうか。
スポーツの世界では既に注目されている言語化ですが、実はビジネスシーンでもかなり重要な能力なのです。
本来は学校などでこの能力を育むカリキュラムを組んでくれるのがベストなのですが…
日本の教育の現状はかなり後進国ですからね…
参考記事:日本の学校は「お金の勉強」を教えてくれない?日本と海外の金融教育について比較
教えてもらえない以上は自分自身で磨くしかないですよね!
まとめ
では本時のまとめです。
- 言語化能力とは「自分や他人がとった行動について誰にでもわかるように説明することができる能力」
- 言語化能力はビジネスシーンにおいても重要
- 言語化能力を鍛えるためにはアウトプットし続けることが有効
以上、「言語化能力を鍛える唯一の方法」についてでした。
このブログを読んで少しでもお金に関する知識に興味を持ってくれたり、実際に行動を起こしてくれる方が増えたら嬉しいです。
では今回はこの辺で、閲覧ありがとうございました。