「二人に一人ががんになる」と言われるこの時代、いざという時に備えておきたいですよね？
そんな時に、コマーシャルなどでよく目にする「がん保険」というものがありますが、皆さんはこのがん保険についてどれくらいの理解があるでしょうか？
今回は、知らずにがん保険に入っている方やこれからがん保険に入ろうか検討されている方に向けて、がん保険とはなんなのか？また、その必要性について解説していきたいと思います。
こんにちは！めしーだです！！
今回は保険編「がん保険」についてです。
この記事を読むことで、
- がん保険とは
- がん保険の必要性
について知ることができます。
がん保険とは
がん保険とは、がんになった時のみ、その治療に関する費用が保障される保険のことです。
似たような保険に医療保険がありますが、がん保険は「がん」のみにスポットを当てている、いわゆる「特化型」の保険ですので、医療保険とは保険料や保障内容に大きな差があります。
がん保険の仕組み
次に、がん保険の一般的な仕組みについて解説します。
基本的には医療保険と同じようになっていますが、より特化した保障内容となっています。
ではその特徴についてもう少し詳しくみていきましょう。
給付されるお金
がん保険は医療保険と若干異なる給付金がもらえるケースが存在します。
もらえる給付金は以下の通りです。
診断給付金
これは「がん」と診断されたときにもらえる一時金です。
ちなみに一回のみもらえるタイプと、複数回もらえるタイプがあります。
（条件等により変化あり）
診断給付金の金額については、治療するがんの種類や保険の定める基準によって変化します。
入院給付金
入院給付金については、基本的に医療保険と同じ仕組みです。
医療保険と異なる点は、がん保険の入院給付金には支払日数の制限がありません。
そのため、長期入院の場合でも全ての日数分の給付金がもらえます。
手術給付金
手術給付金についても、医療保険と同様です。
所定の手術を受けたときに、手術給付金がもらえます。
手術給付金は通常、手術の種類によって入院給付金日額の10倍、20倍、40倍などと設定されている商品が多いようです。
また、がん保険の種類によっては、治療のために受けた手術費用の実額全てが支払われるものもあるようです。
通院給付金
これは通院日数に応じて給付金がもらえる仕組みです。
近年、医療技術の進歩により、がんによる入院日数は短くなってきていることから、通院治療の重要性が増しています。
そのため、通院給付金がついたがん保険が増えているのです。
保険によって術後の通院のみが対象になるタイプと、通院のみでももらえるタイプがあるようです。
先進医療特約
こちらも医療保険と同様ですね。
先進医療にかかる技術料のうち自己負担額と同額（通算2,000万円までが多い）の給付金がもらえます。
女性特約
女性特約は、女性特有のがんに対して保障をより厚くするものです。
がん治療目的で所定の手術を受けた場合などに一時金や給付金がもらえます。
がん保険の必要性
では仕組みについて理解したところで、がん保険の必要性について解説していきたいと思います。
がんにかかるリスク
生涯で何かしらのがんにかかる確率は、男性：63%、女性：47%だそうです。
よく聞く「2人に1人はがんになる時代」というのも納得ですね…とはならないでくださいね！
実はこの二人に一人というのは80歳を超えてからのがんになるリスクのことであり、２０代の発癌リスクは１％以下、４０代の癌の発症リスクでもせいぜい数％です。
つまり、若いうちほど癌にかかるリスクは少ないのです。
がん治療にかかる費用
では続いて癌の治療にかかる費用についてですが、一体いくらくらいかかるのか皆さんご存知でしょうか？
100万円？1000万円？いくらか正確に把握しないことには、がん保険の必要性はわからないですよね。
実際のところ、がんによる入院は平均２０日程度で、治療にかかる入院費は約30万円、手術等も含めると「約50万円」程度が妥当とのことです。
50万円くらいなら貯金でなんとか用意できそうですよね。
しかも月々の負担を減らすことができる「高額療養費制度」というものも存在します。
これは公的保険についている仕組みなのですが、この仕組みを使えば、一月あたりの負担を10万円弱にまで減らすことが可能になります。
がん保険＜公的保険＋貯蓄
上記のことからも、結論としては、
「がん保険は不要」です。あくまで私個人の意見ですが…
やはり、日本は公的保険が非常に優れているので、貯金だけで十分賄い切れるという意見です。
まずは何にどれくらいお金がかかるのか、自分で調べて把握してみることから始めてみても良いですね。
それでもなおがん保険が必要だと思ったのであれば、入っても良いでしょう。
以上、「がん保険」についてでした。
このブログを読んで少しでもお金に関する知識に興味を持ってくれたり、実際に行動を起こしてくれる方が増えたら嬉しいです。
では今回はこの辺で失礼します。
閲覧ありがとうございました。
