今回は「お金を貯める」編、
「細かい節約はあまり効果がない理由」について書いていきたいと思います。
みなさんは、これまでに「節約」をしたことがありますか?
節約のイメージって
- 電気をこまめに消す
- 水道・シャワーは出しっぱなしにしない
- 水のシャワーで我慢する
- 特売を狙ってスーパーで買い物をする
- ガソリンは1円でも安いところで入れる
こんな感じですよね。
私も小さい頃は母に「電気はこまめに消しなさい!」「水を出しっぱなしにしない!」などとよく叱られたものです。
ところで、このような節約が一体いくらの支出削減につながっていたかはご存知でしょうか?
実は正確に把握できている方はかなり少ないのではないかと思います。
今回は、みなさんがこれまで節約だと思っていたことに成果が出ていたのかも含めて「望ましい節約の仕方」について書いていきたいと思います。
この記事を読むことで、
- 細かい節約に効果があるのか
- 効果の大きい節約方法
について知ることができます。
細かい節約はあまり効果がない!?
まずは、私も含め多くの方がイメージする節約方法についてそれぞれ実際にどれくらい効果があるのか検証してみたいと思います。
今回検証するのは、
- 電気をこまめに消す(電気代)
- 水道を出しっぱなしにしない(水道代)
- 水のシャワーを浴びる(ガス代)
- 特売のスーパーでの買い物(食材代)
こちらの4項目です。
では順番に見ていきましょう。
※あくまでも私個人がリサーチしたものです、人によっては数値に誤差が生じることをご了承ください。
検証1:電気をこまめに消す(電気代)
計算する前に前提条件の確認です。
- 今回求めるのは1月あたりの電気代
- 基本料金は一律税込27円/kwhで計算
- 使うのはLEDシーリングライト8畳用(40kw)
では計算してみましょう。
1日あたり5時間分の節約をした場合
節約した電気代は、
27円/kwh÷1000×40kw×5時間×30日=162円
となります。
結論から言いますと、
こまめに電気を消す節約はあまり効果がないことがわかりますね。
検証2:水道を出しっぱなしにしない(水道代)
水道代の前提は以下の通りです。
- 今回求めるのは1月あたりの水道代
- 水道料金は全国平均値1L=0.24円とします
- 1日の平均使用量は300Lと想定
それぞれ使用量と水道代は以下の通り、
内容 | 1日の使用量 | 1日の水道代 |
---|---|---|
風呂を溜める | 200L | 48円 |
シャワー5分間流す | 60L | 14.4円 |
洗濯(1回) | 100L | 24円 |
食器洗い | 60L | 14.4円 |
トイレを流す | 8L×4回 | 7.68円 |
洗顔・歯磨き | 6L×2回 | 2.88円 |
手洗い・うがい | 6L | 1.44円 |
1日100L(お風呂半分くらい)の節水をした場合
節約した水道代は、
0.24円/L×100L×30日=720円
となります。そこそこの節約効果がありそうですね。
ただ、少し考えていただきたいのですが、100Lの節水をするとなると毎日お風呂に入ることはできませんし、シャワーも短時間で済ませる必要が出てきます。
そうなってくると衛生的にあまり望ましくありませんし、万が一病気にでもなれば余計な出費が出てしまいます。
こちらもやはり効果的な節約とは言い難いと思います。
検証3:水のシャワーを浴びる(ガス代)
ガス代の前提条件です。
- シャワー1分間のガス代は6円とする
- 一般的なシャワーを浴びている時間は1日15分程度
1日15分のガス代の節約
計算式は、
6円/分×15分×30日=2700円
となります。
ただ、水シャワーが苦にならないのは夏場限定になりますので、やはり効果的な節約とは言い難いです。
検証4:特売のスーパーでの買い物(食材代)
こちらは結論だけ、
- 特売のスーパーで買い物をする行為自体は問題ない
- 近くにスーパーがあるのにわざわざ遠いスーパーに行くのは時間単価が下がる+節約効果も低い
上記の理由からあまり効果的とは言えません。
詳しくは過去の記事で紹介していますのでそちらをご覧ください。
効果的な節約方法
ではどうすれば効果的な節約ができるのかについて解説していきます。
結論は、
- 大きい支出を抑える
- 時間単価を考える
この2つになります。
大きい支出を抑える
つまり、毎月の支出で金額が大きいものを節約するということです。
具体的には、
- スマホ代などの通信費
- 保険料
- ローン
などの毎月かかる固定費で金額が大きいものを削減・節約することです。
スマホを格安SIMに変えるだけで、毎月5000円以上、年間6万円以上の節約になります。
詳しくはこちらを参考にしてください。
お金持ちになりたければ固定費に気をつけなければならない3つの理由
時間単価を考える
要するに「時間の節約」です。
具体的に言えば、行動全てを「時給換算」して考えることです。
例えば、
- 洗濯乾燥機
- 食器洗い乾燥機
- ロボット掃除機
これらの購入は、初期費用はかかりますが、その後の作業時間分そっくりそのままあなたの時間になります。
その時間で副業をすることで、初期費用以上の金額を稼ぐことも可能になります。
するとあなたの「時給」はあがるため、結果的には時短家電を購入すること=時間の節約になることになります。
まとめ
では本時のまとめです。
- 細かい節約はあまり効果がない
- 効果的な節約は大きな支出を減らすこと
- 特に支出の多い固定費を削るのが効果的
細かい節約ってかなり精神的にもストレスですよね。
そのストレスがあなたの生産性を下げるだけでも、時間単価の低下を招きます。
効率よく節約して行った方が気持ちが良いですよね。
以上、「細かい節約はあまり効果がない理由」についてでした。
このブログを読んで少しでもお金に関する知識に興味を持ってくれたり、実際に行動を起こしてくれる方が増えたら嬉しいです。
では今回はこの辺で、閲覧ありがとうございました。