こんにちは!めしーだです!!
今回はお金を守る編、
「どれだけ使っても支払いは一定!?魔法の支払い方法「リボ払い」の仕組みとその恐怖」について書いていきたいと思います。
皆さんはクレジットカードはお持ちでしょうか?
持っている方であれば、一度は「リボ払い」という言葉を聞いたことがあると思います。
では、その仕組みについて説明できるかと問われると…自信を持って答えられる方は少ないのではないでしょうか。
今回は、知らずに使ってしまうと恐ろしいことになる可能性が高い「リボ払いの恐怖」について、いつも通りざっくり解説していきたいと思います。
この記事では主に、
- リボ払いについて
- リボ払いの何がヤバイのか
- リボ払いで人生を台無しにしないために
にスポットを当てて解説していきます。
先に言っておきますが、リボ払いは個人的には全くおすすめできません。
これからお金持ちを目指すのであれば、近づくことすら避けて頂きたいので先に前置として言わせて頂きました。
リボ払いとは
リボ払いとは、「リボルビング払い」を短くした名称です。
わかりやすくざっくりいうと「クレジットカードの引き落とし金額が毎月一定にできる支払い方法」です。
こう聞くとすごーくお得な支払い方法に見えますが、その実態は利用者を借金地獄に引き込む「悪魔の支払い方法」です。
その仕組みについてもう少し詳しくみてみましょう。
リボ払いの特徴
リボ払いの特徴はざっくり以下の通りです。
- 毎月の支払金額は、原則として一定(場合によっては変動することもあります)
- 分割払いはショッピングごとに返済額と返済回数を決めるのに対し、リボ払いは残高全体に対し毎月返済を行う
- 毎月の返済額は最低限に抑えられていることが多い(数千円など)
多くのクレジットカード会社が支払い方法の一つとして用意しています。
中には、「リボ払い専用カード」というのも存在しています。
リボ払いと分割払いの違い
クレジットカードの支払いの違いについて表にまとめました。
一括払い | 分割払い | リボ払い | |
支払い回数 | 1回 | 2〜回(購入時に決める) | 返済が終わるまで |
毎月の支払額 | 元の値段 | 元の値段/分割回数+手数料 | 原則一定(選択できる) |
手数料 | 基本無料 | 分割回数に応じて変化 | 残高に応じて変化 |
月々の負担 | 大 | 中 | 小 |
分割払いは「支払のタイミングごとに支払回数を指定する」のが基本なので、計画的に支払う感覚が強くなります。
これに対してリボ払いでは、毎月の返済額は固定なので支払い時には返済回数が確定せず、いつ完済できるかというイメージがつかみにくいです。
またリボ払いでは残高が無くなるまで毎月一定額を支払う形のため、追加利用するたびに完済までに必要な回数が多くなります。
上記の特徴を踏まえて上で、2つの支払い方法をまとめると以下のようになります。
- リボ払いは残高にかかわらず毎月一定額の支払で済むので楽だが、いつまでに完済できるかがわかりにくい
- 分割払いは買い物時に分割回数を決めるので計画的に返済しやすいが、利用のたびに毎月返済額が増える
それぞれメリット&デメリットがあるので、どちらが優れているということではなく、利用時点でベストな方法を選ぶことが大切です。
リボ払いの種類
同じリボ払いでも、クレジットカード会社によって種類が若干異なります。
タイプ別に表にまとめました。
返済方式名 | 備考 | |
---|---|---|
定額式 | 元利定額リボルビング方式 | ・毎月の支払額が完全に一定(5,000円などキリの良い金額が一般的) ・毎月の支払額の中から利息分が差し引かれ、残りが元金返済に充てられる |
元金定額リボルビング方式 | ・毎月決められた元金を支払い、利息は別で支払う(端数が出やすい) ・元利定額リボルビング方式よりも早めに完済できる | |
定率式 | 元利定率リボルビング方式 | ・毎月の締め日の「利用残高+利息」に、一定の割合(%)を掛けた金額を支払う ・利用残高が少ないと返済額が極めて少なくなりがち |
元金定率リボルビング方式 | ・毎月の締日の「利用残高」に一定の割合(%)を掛けた金額に、利息を加える |
リボ払いには、
- 定額式(最初から最後まで支払い金額が一定)
- 定率式(最初が多めでだんだん支払額が下がっていく)
の2種類があります。
どちらかと言うと「定率式」の方が返済期間が長引く傾向にあります。
(というかなかなか終わらないと表現した方が良いかもしれませんね)
返済方式の種類
次にリボ払いの返済方式についてですが、こちらについても
- 元利方式(毎月の支払い額に利息が含まれる方式)
- 元金方式(元金の支払いとは別に利息を支払う方式)
の2種類があります。
仮に同じ支払額であるとするならば、利息分が支払い額から差し引かれる元利方式よりも、元金分が丸々支払いに充てられる元金方式の方が返済は早く終わります。
ただし元金方式は利息を別払いする分、月々の負担は多くなります。
さらに上記の返済方式に加え、残高スライド(利用金額に応じて月々の返済額が上がるか上がらないか)の有無によっても、返済の期間と難易度が変わってきます。
リボ払い、なぜヤバイ?
ここまでの説明で、リボ払いの仕組みはざっくり理解できましたかね。
次はリボ払いがなぜヤバイかについて解説したいと思います。
手数料率が高い
リボ払いの手数料は年率でおよそ年15%前後です。
これは消費者金融カードローン(15~18%)や、銀行カードローン(13~15%)に匹敵する水準です。
ここでシミュレーションしてみましょう。
年率15%の手数料で、利用残高50万円だったとします。
すると、支払手数料は7万5,000円になります。
仮に毎月1万円ずつ1年間で12万円支払ったとして、
12万円–7万5,000円=4万5,000円
しか利用残高は減りません。
※元利定額リボルビング方式でのざっくり計算ですので実際にはもう少し変動があります。
12万円返済したから利用残高は38万円だと思っていたら、実際は45万円以上残高が残っていることになりますので、いつまで経っても返済が終わらない感覚に陥ってしまうのです。
このようにリボ払いの仕組みを理解していないと返済が思うように進まず、いつまでも高額な手数料を支払い続けることになります。
支払いの仕組みについて気になった方は、シミュレーションのリンクを載せておきますので、試しにやってみて下さい。
月々の支払いが一定という油断から使い過ぎてしまう
残高スライドなしのリボ払いでは基本的にいくら利用しても毎月の支払額はほぼ一定になります。
リボ払いで買い物をしても毎月の負担が増えないので、自分がそれほど買い物をしたという認識が持てず、ついつい使いすぎてしまうことが起こるのがリボ払いの恐ろしい所なのです。
知らない間にリボ払いになっていた
下記のようなケースで、知らぬ間にリボ払いをしていたということが起こっています。
- 契約したクレジットカードが「リボ専用カード」だった
- キャンペーンのポイントプレゼントなどにつられて「自動リボ払い設定」に変更してしまっていた
- 契約書や明細をよく確認しないまま利用していた
「そんな馬鹿なことあるわけない」と思うかもしれませんが、意外と気にしない方は多いものです。
リボ払いで人生を台無しにしないために
結論として、リボ払いは金利15%の借金そのものだということがご理解いただけたでしょうか。
その上で、今後リボ払いに関わる損をしない為に次のことに気を付けて頂きたいと思います。
- リボ払いの仕組み・メリット・デメリットについて理解しておく
- クレジットカードの支払いで「リボ払い」は選択しない
- 現在「リボ払い」を利用している方は、できるだけ早く返済してしまう
これをしておくだけでも幾分かは将来の自己資産の数%は守ることができます。
まとめ
では本時のまとめです。
- リボ払いとは毎月の支払額を一定にする、クレジットカードの支払い方式の一つ
- 同じリボ払いでも「残高スライドの有無」「定額、定率」「元利、元金」などの種類がある
- リボ払いは手数料が異常に高い借金をしているようなもの
- お金持ちになりたいのであれば絶対に手を出してはいけない支払い方法である
何度も言うようですが、私自身は絶対におすすめしない支払い方法です。
特にお金持ちを目指すのであれば絶対に避けるべき手段ですので気をつけて頂きたいです。
そもそも毎月一定にしなければ返済できないようなお金の使い方をするべきではないのです。
以上、「どれだけ使っても支払いは一定!?魔法の支払い方法「リボ払い」の仕組みとその恐怖」についてでした。
このブログを読んで少しでもお金に関する知識に興味を持ってくれたり、行動を起こしてくれる方が増えたら嬉しいです。
では今回はこの辺で、閲覧ありがとうございました。