皆さんは価格と価値の違いをしっかりと説明することができますか?
実は、何かを買うときにこのどちらかを意識するだけでかなりの買い物上手になります。
今回はそんな”価格と価値の違い”について解説したいと思います。
価格と価値の違い
ここでは傘を例にとって考えてみましょう。
価格とは
価格とは、物の値段、つまりは値札に書いている金額を意味します。
傘でいうとお店で売っているときに付いている値札に書かれた金額です。
100円で売っているものから10000円以上するものもあり、多くの方がこの値段を目安に購入することが多いのではないかと思います。
価値とは
その事物がどのくらい役に立つかの度合い、つまり購入者にとってどれくらい利益があるかを意味します。
例えば、雨が全く降らない場所では10円であっても高いと感じるでしょうし、傘がないと生活できないほどに雨が降っている地域では10000円でも買いたいと思う方が出てくるでしょう。
価格と価値どちらを優先すれば良い?
実際に物を購入する際には価格と価値どちらを優先すれば良いのでしょうか?
結論からいうと、”価値”を優先した方が良いでしょう。
その理由は、値段で損得を測ろうとするとほとんどの場合失敗に終わってしまうからです。
見分けるポイント
- 時間単価を上げてくれる
- 収益を生む
- リセールバリューが良い
時間単価を上げてくれる
これは”将来的にあなたの稼ぐ能力を上げるかどうか”で判断すると良いです。
例えば1000円で資格を取ることができたとしても、月収には何の影響もなければそれは価値のない買い物となります。
逆に資格の取得に5万円かかったとして、その資格の影響で1年後に今より10万円月収が上がるのであれば価値ある買い物と言えるでしょう。
収益を生む
これはどちらかというと”投資”に近いイメージです。
あなたに収益をもたらしてくれるかどうかで判断すると良いです。
例えば株や投資信託、不動産などは所有しているだけで、配当や家賃収入を得ることができますので価値があると言えます。
ただ、借金まみれの会社の株や手数料の高い投資信託、ワンルームマンションは逆に資産を減らす物ですので価値のない買い物になってしまいます。
リセールバリューが良い
つまり”売却するときの価格が購入価格にどれだけ近いか”です。
例えば車は新車で300万円だと1年後には50万円以上価値が下がると言われています。
5年も乗れば100万円以下でしか売れないものもあります。
そう考えると新車を買うのはあまり良い買い物ではないということですね。
逆に、MacBookなんかはリセールバリューが良いもので有名です。
10万以上するものが多いですが、3年前のものでも売却時には6万円以上で売れたりするため、価値の高い買い物だといえますね。
また、物によっては購入時よりも高く売れるものもありますが、それらは非常に価値のある買い物だといえます。
まとめ
- 価格とはそのものについている値札の金額である
- 価値とは購入者にどれだけの利益をもたらすか
- 買い物をするときは価値を優先すると良い
価値で判断するようになると”お金を使う力”が身につきます。
結果、お金持ちに近づくことができるのでお金持ちを目指すのであればぜひ意識して欲しいですね。
以上、”価格と価値の違い”についてでした。
この記事を読んで少しでもお金に関する知識に興味を持ってくれたり、実際に行動を起こしてくれる方が増えたら嬉しいです。
では今回はこの辺で、閲覧ありがとうございました。