突然ですがみなさんに質問です。
これまで学校で教わってきた勉強やスキルが社会に出て役に立ったという経験はどれくらいありますでしょうか?
教わったことの何%が役に立っているのでしょうか?
そして、学校では教わってこなかったのに社会に出てから必要になる知識や技術はどれくらいあるでしょうか?
なぜ私がこんな質問するかというと、このブログ自体のコンセプトが「学校では教えてくれないお金の話」について勉強していくというものだからです。
実際問題として、現状の日本の学校教育では社会に出て必要となる知識やスキルについて教えてもらえないことがあるのも事実です。
学校で勉強した内容のうち、実際に使うことがあるものなんてごく少数かもしれません。
だからと言って我々が「悪いのは学校だ」「日本が悪い」と決めつけてしまうことは果たして正しいことなのでしょうか?
そこで今回は、学校で教えてもらえないこと・教えて欲しかったことにスポットを当てつつ、我々が今後どのように対応していかなければならないのかについて解説していきたいと思います。
こんにちは!めしーだです!!
今回は教育編「『学校では教えてくれない』悪いのは本当に学校なのか?」についてです。
この記事を読むことで、
- 学校では教えてくれないけど本当は教えて欲しいこと
- 学校では教えてくれない理由
- 学校で教えてくれないならどうすれば良いのか
について知ることができます。
学校では教えてくれないけど本当は教えて欲しいこと
まずは実際に学校を卒業して社会に出た方々の意見を参考に、学校で教えておいて欲しかったという知識やスキルについて少し紹介したいと思います。
お金のこと
まずはなんと言ってもこれですね。「お金のこと」についてです。
お金の貯め方、お金の増やし方、お金の稼ぎ方、お金の守り方、お金の使い方などなど…何一つ学校では教えてくれません。
特に税金については、納税の義務があることは教えるにもかかわらず、どのように税金を納めるのかどのように申告すればいいのかすら教えてくれないのが現実です。
確定申告のやり方を教えてくれる学校なんてどこにもなかったのではないでしょうか?
「良い大学に行けば良い企業に就職できて一生安泰」なんて常識は今はどこにも存在しません。
学校では是非とも「お金の勉強」を積極的に教えて欲しいと願っております。
異性との付き合い方
友達との付き合い方についてはある程度教えてくれるとは思うのですが、異性との付き合い方、特に恋愛に関して細かく教えてくれる学校は存在しなかったはずです。
結果、生徒たちは自分で考えるしかなく、卒業時点でその経験値には大きな開きがあったのではないでしょうか?
現在は書籍やインターネット上で探せばいくらでもそのテクニックが手に入るため、さほど問題ではなくなっているものの、種の繁栄・子孫を残すという点においては教育項目の一つとして力を入れることも必要なのではないかと思われます。
勉強の大切さ
やれと言われているから仕方なく勉強している、単位を取れないと進級できない・卒業できないから勉強しているという生徒は少なくないのではないでしょうか?
実はこの考え自体がそもそもの間違いなのです。
日本では中学生までは義務教育で当たり前のように勉強する場が与えられていますが、世の中には学びたくても学校にすら行けない子供がごまんといます。
まずは勉強することができるというその環境についての理解をさせることをする必要があるのではないかと思います。
また、社会に出て仕事をすれば「勉強はしなくていい」と考えている人も少なくないと思いますがこれもまた誤った認識です。
仕事をする立場になったときにこそ勉強が必要になるのです。
より効率の良い仕事の仕方・マーケティング・専門スキルなど勉強しなければならないことはたくさんあり、だからこそ勉強する習慣を学校でしっかり身につけておかなければならないのです。
処世術
要するに「世の中を渡るために必要な知識やテクニック」ですね。
企業に勤めはじめてまずぶち当たる壁が「同僚や上司との人間関係」ではないでしょうか?
それまで学校では仲の良い友人とだけ親しく話しておけば問題なく、好きな先生のいうことだけ聞いていればある程度問題なく生活することができたでしょう。
しかし、社会人になるとそうはいきません。気の合わない上司ともうまくやっていかなければなりませんし、気に入らない同僚とも話さなければならないことだってあります。
そういったことをいきなり社会人一年目から独学でやらなければならないのが今の日本ですから、学校にいるうちに教えてあげたほうがいいのになぁと思いますね。
一人暮らしの知識・スキル
初めて一人暮らしをするときに、結構苦労する人が多いです。
それは、単に生活するスキルがないからではなく「一人暮らしの知識やスキル」が無いからです。
例えばマンションの借り方、電気・ガス・水道の契約の仕方、隣人との関わり方、料理、洗濯などですね。
これが無いと、一人暮らしをしても生活リズムが崩れてしまい、その環境に適応できない結果、会社でも思うように働くことができないなどの弊害が発生してしまいます。
だからこそ、学校にいるうちにこういう一人暮らしスキルを身につけさせるべきだと私は考えています。
学校では教えてくれない理由
では世の中の多くの人が学校で教えて欲しいと願っているにもかかわらず、なぜ学校ではこのような知識を教えてくれないのでしょうか?
その理由について少し解説したいと思います。
現状のカリキュラムで精一杯
そもそもの理由として、学校では教えたいことがたくさんあると国も判断しています。
しかし、授業時間や学習の期間を考えると、教えられることには限りがあると考えられます。
そして、現状のカリキュラムはその限りある時間の中で精一杯の時間配分をしたものですので、それ以外の学習内容が入り込む余地がないのです。
まぁ、科学的根拠に基づく効率よく学習できるメソッドが確立されている現代ならば多少は時間の融通を聞かせることはできると思いますがね…
そもそも学校=そういうことを勉強する場所と考えていない
2つ目の理由は、そもそも学校自体がそう言ったことを勉強する場所ではないと認識されていることにあります。
私も教育現場にいたことがあるので良くわかるのですが、現場の先生たちの中には「教科指導だけで精一杯の人」「教科指導にしか興味が無い人」「そもそも学校で何を教えるのかなんて興味が無い人」「度重なる制度改革により教科以外の指導に意欲がなくなってしまった人」が存在します。
それらの人は、「学校=勉強しにくる場所」としか考えていないので、自分が教えられることだけを教えることしか考えていません。
それ以外のことは余計なこととして考えているのです。
また、国も学校での教育内容に優先順位をつけていますが、金融教育の順位が低いということはそういうことなんだと思います。
学校で教えてくれないならどうする?
学校で教えて欲しいことを教えてくれないことがわかったところで、あなたはどうしますか?
教えてくれないならとあきらめますか?それとも、自分で勉強しますか?
答えは至ってシンプルですよね。
「教えてもらえないなら自分で勉強するしかない」のです。
運良く現代は、インターネットで検索すれば効率の良い勉強法も出てきますし、勉強したいことについてもたくさん出てくるはずです。
それらを駆使すれば一人でも様々なことについて勉強ができるでしょう。
学校が教えてくれないからと諦めるのではなく、学校では教えてくれないからこそ、自分で勉強すれば他との差になると考え、行動してくれることを願っています。
このブログを読んで少しでもお金に関する知識に興味を持ってくれたり、実際に行動を起こしてくれる方が増えたら嬉しいです。
では今回はこの辺で失礼します。
閲覧ありがとうございました。