『金持ち父さん貧乏父さん』は、全世界で1000万部、日本国内でも100万部を突破し、51ヶ国語に翻訳、109カ国で紹介された「お金の勉強のバイブル」とまで呼ばれた本です。
著者はキャッシュフローゲームの開発者でもあるロバート・キヨサキ氏です。
インターネットで『金持ち父さん貧乏父さん』と検索すると、たくさんの方が内容の要約と感想を紹介していますね。
とはいえ、「実際読んでみたら面白くないのでは?」とか、「偏った意見が書いているのでは?」という意見もあるでしょう。
実際に、この『金持ち父さん貧乏父さん』に関する黒い噂も出ているようです。
それは「マルチの勧誘にこの著書を利用している」という噂です。
そこで今回は、この本を読んで純粋に私が感じたこと、紹介したい内容について解説するとともに、おすすめのポイントについても紹介したいと思います。
こんにちは!めしーだです!
今回は書籍編「金持ち父さん貧乏父さんについて」です。
この記事を読むことで、
- 「金持ち父さん貧乏父さん」の要約
- 「金持ち父さん貧乏父さん」のおすすめポイント
について知ることができます。
「金持ち父さん貧乏父さん」を読んでわかること
「金持ち父さん貧乏父さん」を読んでわかることは以下の通りです。
- お金の流れについて
- 資産とは何か
- 負債とは何か
- 自分の時間を売る稼ぎ方の危険性
- ビジネスを持つことの重要性
- お金に働いてもらうという概念
- 節税の重要性
- 学ぶことの重要性
「金持ち父さん貧乏父さん」は読んだ方が良い?
先に言っておきますが、こちらの本の内容が全て正しいことであるというわけではありません。
(もちろん全ての本に言えることだとは思いますが…)
その上で「金持ち父さん貧乏父さん」は一度は目を通してみることをおすすめします。
特に、
- 資産形成に興味がある方
- 今よりほんのちょっとでもお金に困らない生活をしたい方
- お金についてもっと詳しく知りたい方
は是非読んでみてください。
我々がこれまで学校で全く教わって来なかった「お金の勉強」になると思います。
「金持ち父さん貧乏父さん」要約:6つの内容
ではもう少し詳しく「金持ち父さん貧乏父さん」の内容について紹介していきたいと思います。
この本で伝えていることは主に6つの内容に要約することができます。
- お金のために働くな
- お金の流れの読み方を学べ
- 自分のビジネスを持て
- 会社を作って節税しろ
- お金を作り出せ
- 学ぶために働け
以上の6つになります。
1つずつ解説していきます。
1 お金のために働くな
「お金のために働くな」というのは、つまり「お金を稼ぐ手段として労働を選んではならない」ということです。
何が言いたいのかというと、私たちの人生の中で最も貴重な資産は「時間」であり、その時間を切り売りすることでお金を得るという手段はあまり良くないよ!ということです。
実際に不労所得を多く持つ、経済的自由を達成した方々はこの考え方に賛同しています。
でも実際問題として「働かなければお金は稼げないじゃないか!」と思った方も多いですよね?
そこで登場するのが「お金に働いてもらう」という概念なのです。
もっと簡単にいうと「投資」についてです。
ロバート・キヨサキ氏は不動産投資でも成功を収めている方なので、この本の中でも投資の手法の一つとして「不動産投資」が登場します。
ただ、これに関しては初心者が簡単に手を出して良いものではないと思いますので、インデックス投資など初心者にも優しめのものから始めた方が無難でしょう。
短時間で大金を稼ぐことは不可能ではないですが、それ相応のリスクが伴うということをまずは理解するところから始めた方が良いです。
金持ち父さんも「しっかり勉強しよう」と言っています。
投資について興味のある方はこちらの記事も読んでみてください。
2 お金の流れの読み方を学べ
「お金の流れの読み方を学べ」とは、ざっくりいうと「資産とは何か、負債とは何かについて学びなさい」という意味です。
金持ち父さんの定義する資産というのは「自分のポケットにお金を運んでくるもの」、負債というのは「ポケットからお金を出してしまうもの」というように言っています。
ここで私が一番勉強になったことは、通常我々が資産だと思っている家や車と言ったものが、この定義上では負債になるということです。
その理由は、所有していることでお金がかかるからです。
例えば、マイホームを35年ローンで購入したとします。
通常ならば資産を得たと大喜びしたいところですが、ちょっと考えてみてください。
返済が終わるまで毎月のようにローンの返済をしなければなりませんよね?
毎年固定資産税がかかりますよね?
火災保険料も払います。
しかも20年以上経過した家の上物価値は0円になると言われています。
残るのは土地代のみ…
このような理由から、家は負債であることがわかります。
同様の理由で、車も負債となります。
では逆に、資産とは一体何なのでしょうか?
資産とは?
金持ち父さんが言う「自分のポケットにお金を入れてくれる物」とは、
- 不動産
- 株
- 債権
- 投資信託
などのことを言います。
不動産を所有していると、家賃収入で毎月○万円〜と、あなたのふところにお金が入ってくるようになると思います。
もちろん不動産を購入する際にローンを組めば、毎月返済が発生しますし、固定資産税もかかりますが、それでも収入がある分、収支で言えばプラスになることが多いです。
ローンの返済が終わってしまえば大きくプラスになることは間違い無いでしょう。
また、株式を所有していると「配当金」というものがもらえます。
これは所有する株式の数%なのですが、仮に1000万円分の株を保有していれば、年間数十万円の配当金を得られるということになります。
1億円なら数百万円の配当金です。もはや労働収入と同レベルで入ってきますね。
このように、お金を運んできてくれるのが資産なのです。
3 自分のビジネスを持て
金持ち父さんは、「仕事」と「ビジネス」というのを分けて考えています。
仕事とは、「誰かに与えられたもの」であり、ビジネスとは、「自分が仕組みを作ったもの、もしくは自分が持っている仕組み」というように表しています。
ここでいう仕組みとは「自分が全く手をかけなくても勝手に収入を生み出してくれるもの」のことを言います。
これって先ほど紹介した資産ですよね?
つまり、自分のビジネスを持てというのは、「資産となる仕組みを持ちなさい」ということなのです。
「会社員」を例にしてみましょう。
毎日仕事に行き、活動することで会社の利益が生まれますよね。
しかし、その利益というのは、会社、つまり社長のところに集まるようになっていますよね。
ただ、その労働の対価として給料をもらうことはできます。
これがつまり金持ち父さんがいうところの「仕事」というわけです。
では「ビジネス」とは何か?
先ほどの会社員が務める会社の社長について考えてみましょう。
その社長は社員と同じ仕事をするわけではなく、もしかしたら一切会社には顔を出さずに、毎日好きなことをやっているかもしれません。
しかし、給料は毎月どんどん入ってきますし、会社の利益はそのまま社長がコントロールすることができます。
これこそが、お金が入ってくる仕組み、つまり「ビジネス」なのです。
4 会社を作って節税しろ
これは何のことを言っているかというと、「個人事業主になりなさい」という意味です。
会社と聞くと、オフィスを借りたり従業員を雇ったりというイメージを持ちがちなのですが、個人事業を立ち上げるだけの企業であれば、案外誰にでもできちゃいます。
それこそ税務署に行って、書類に必要事項を記入して提出するだけで、会社は簡単に作れるんです。
税金って知らないと結構いろいろなところで持っていかれます。
例えば、年収899万円までは所得税23%ですが、そこから1万円上がるだけで、所得税が33%になります。
しかも、色々受けられる優遇が受けられなくなるので大損なのです。
しかし、企業することでかなりの節税をすることができます。
例えば、「経費」という仕組み。
事業に必要なことは経費として計算することで、後々所得からマイナスすることができます。
そして税金は、この所得から経費を引いた金額にしかかからないため、経費があればあるほど、税金も安くなるという仕組みなのです。
これをうまく使うことで、いろいろなものを経費として計算に組み込むこともできます。
例えば家の一角をオフィスとして計上したり、車のガソリン代も経費になったりなど、工夫すればかなりの費用を節約することができるのです。
(もちろん事業に関係のあることだけですが)
そういう制度があることを知っている上でビジネスをするのと、知らずにやるのとではかなりの差が出てきますので、しっかり勉強した方がいいですね。
5 お金を作り出せ
金持ち父さんは「そもそもお金なんてものは存在しない、みんながこれがお金だと同意して決めているだけだ」と言っています。
昔は貝殻がお金がわりだったと言います。
ですが、現代で貝殻をコンビニに持っていって「これください」と言っても相手にされませんよね?
つまりそういうことです。
過去にはアメリカで、ニクソンショックということが起こり、お金として価値が確立されていたドルが「金と交換はできない」という事態になりました。
つまりは、ドルというお金がただの紙切れになったのと同義なのです。
いかに今の紙幣が、信用で成り立っているかがわかりますよね。
そう意味で、金持ち父さんが言っているお金なんてものは存在しないということが真実だということがわかると思います。
だからこそ、資産というものを持たなければならないんですよね。
6 学ぶために働け
「学ぶために働け」とは、とても大切な考え方です。
例えば、給料が安いところで働いている方がいたとします。
その時に「給料が安いと思って働いているだけの人」と「学べることがたくさんあると考える人」に分かれると金持ち父さんはいっています。
つまり、将来自分がより多くのお金を稼ぐために必要なスキルを学ぶために、給料が低いその職場にいる人は成功する可能性が高いということです。
金持ち父さんは、
「お金持ちになりたいなら、長い目で見て本当に自分達が、将来に得たいだけの資産を築くために必要な知恵を学べる仕事を選びなさい」
と言っています。
とりあえずざっくりとですが、ここまでが「金持ち父さん貧乏父さん」の要約になります。
大丈夫でしたでしょうか?
全くわからなかったという方は申し訳ありません。
ちょっと興味が湧いたという方は、是非一度読んでみて下さい。
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では今回はこの辺で、閲覧ありがとうございました。